2月中旬、静岡県富士宮市にあるキャンプ場、
聖地『ふもとっぱらキャンプ場』に行って来ました。
暦の上では春。
日中少しずつあたたかさを感じるようになってきましたが、まだまだ寒さが残っています。
今回行く『ふもとっぱらキャンプ場』は
標高830メートルの朝霧高原に位置しているため、しっかりとした防寒対策が必要。
ということで、今回は薪ストーブで暖をとり
テント内にこもる作戦です。
ふもとっぱらキャンプ場の変更点
ふもとっぱらでのキャンプは
前回行ったのが昨年1月なので、約1ぶり。
1年ぶりに利用すると少し変わっているところがありました。
■完全予約制
以前までは予約なし、当日チェックインでOK。
しかし事前予約が必須になっていました。
予約はインターネットから簡単にでき、
空き状況も確認できました。
■ドライブスルー方式チェックイン
キャンプ場に到着したら駐車場に車を停め、
管理棟で受付を済ませるのが一般的なキャンプ場。
今回は車から降りることなく、チェックインする方式でした。
コロナ対策の一環で接触を最小限にしているそうです。
■キャッシュレス決済が可能
クレジットカード・PayPay・au PAY
これらが利用可能となっていました。
これもコロナ対策として接触が最小限になるため利用者としても安心。
支払いがスムーズという点もいいですね。
■自動販売機が増設
飲み物の自動販売機は前からありましたが、
ラーメンの自動販売機が新たに設置されていました。
(ご当地ラーメンが数多く置かれてました)
また、ゴミ袋を1枚100円で購入することで
キャンプ場でゴミを回収してくれるのですが、
このゴミ袋も自動販売機での販売となっていました。
今回のテント
今回のキャンプで使用したテントは、
ノルディスクのウトガルド(Nordisk/Utgard)。
見た目がお家のような形をしたおしゃれなテントです。
430㎝×295㎝の長方形なので
端も有効的に使えてレイアウトがしやすいのがポイント。
高さが295㎝あるのでテント内で立ち上がっても余裕があり居住性がとてもいい。
お気に入りテントの1つです。
大きなテントですが、見た目以上に設営が簡単なのもGood!!
テントのガイロープは1本1本計算されて設けられているという認識で、すべてしっかりとペグダウンしています。
風への対策になるのはもちろん、テントを綺麗に張ることがことがでるし、
シワなく設営できた時の達成感と気持ちよさはたまりません。
今回のキャンプは2日間とも強風でしたが、
ウトガルドはビクともしませんでした。
大きいテントですがどっしりとしていて安定感抜群。安心しておこもりできました。
ウトガルドさんへの信頼と愛情が増しました。(いつもはウトさんと呼んでおります)
幕内レイアウト
リビングスペース
ウトガルドの出入口を入って、左側と右側で分けてレイアウトしてます。
ざっくりと左側がリビング、
右側が就寝スペースといった感じです。
まずは左側のリビングから。
リビングスペースでは寛ぎたいのでラグを敷きました。
・ラグの色:ベージュ
・ラグサイズ:200×250㎝
クーラーボックスやピクニックバスケットなどが置いてあるスペースには敷いていません。
寛ぎスペースはこれでしっかりと確保できているので、
これくらいのサイズでちょうどいいかなといった具合です。
大きすぎても荷物になるので^^;
これでバッチリごろごろできます!
就寝スペース
入って右側の就寝スペース。
こちらは至ってシンプル。
マットを敷いてその上に寝袋、
さらにその上から大きなブランケットを被せてます。
寝床の足側には上着を掛ける自作ハンガーラック、その他バッグ類が置いてあります。
寒くて寝れなくなるのが辛いので
寝袋は二重にしています。
(NANGAオーロラ750DXオールブラックとスナグパック寝袋)
マットはサーマレストのリッジレストソーライト、Zソルライト。
普段はバルブを開けると空気が入って膨らむ、インフレータブルマットをよく使ってますが、やっぱり寝心地の良さはインフレータブルマットに軍配が上がりますね。
薪ストーブ
薪ストーブは新保製作所の「ロマンチカル薪ストーブ」。
薪ストーブは背面もかなりの熱を出すので
テントを保護する意味でも板を置いてあります。
これは合板に壁紙を貼り付けただけのもの。
ただの合板よりちょっと雰囲気出ますよね。
合板はホームセンターで1,000円ちょっとで買えるし、壁紙はネットで安く買うことができるので手軽に作れました。
薪ストーブの上にあるプロペラは
カフラモ社のエコファン、
大きいサイズの「エアーマックス」です。
これはプロペラが回転することで、
ストーブの熱をテント内に循環させるためのもの。
ストーブの熱で自ら発電してプロペラを動かすので、電池要らずの便利アイテムです。
薪ストーブだけでなく、石油ストーブでも使用できます。
黒い煙突がニョキっと出ていますが、
これはテントに自分で穴を開けて
そこから煙突を出しています。
初めからテントに煙突ポート(煙突穴)が付いていればいいのですが、
付いていないテントの方が多いですよね。
薪ストーブをテント内で使用するための設置方法として基本的に2パターンがあります。
1.自分で穴を開ける(キットを使用)
2.出入口などファスナーの隙間から出す
主にこの2パターンになりますが、
2の出入口の隙間から煙突を出す場合、
テントの保護、煙突の固定をしたりする手間があるし、
煙突を一度横に向かってテント外に出し、
そこから上に向かって立ち上げるので本数も多く必要になります。
また、出入口などのファスナーの隙間から煙突を出しているため、
隙間が生まれやすく隙間風が入って来ます(ここは工夫次第で改善できるかもしれません)。
こういったことを踏まえて、私たちは1のテントに穴を開ける方法を選びました。(フラッシングキットを使用)
「大切なテントに穴を開ける!?とんでもない!!」
と思う方もいると思いますが、
隙間がなく設定も簡単だし、
私たちはこの方法にしてよかったと思っています。
ウトガルドは薪ストーブ専用テントとして使っています。
薪ストーブを使用しない季節は穴を塞ぎ通常通り使用する方法もあるようなので、
気になる方はチェックしてみてください。
ランタン
テントのセンターポールにランタンハンガーを装着し、そこにランタンを掛けて明るさを確保。
そして、今回使用したメインランタンはこの2つ。
・ゴールゼロ/ライトハウスマイクロ
・レッドレンザー/ML4 Warm(暖色)
どちらもコンパクトで明るさに定評のあるLEDライト。
内臓バッテリーのため電池不要、これは本当にめちゃくちゃ使えます。
夜トイレや炊事場に行く際にも使えるし、
災害用にもいいと思います。
どちらも1つ持ってたら便利なアイテム。
正直大きいランタンがなくても、これら数個あれば明るさは事足ります。
積載問題が大幅に改善されますね。
今回は薪ストーブを使用しているので、暖かい空気を循環させるため、天井付近にクレイモアの充電式扇風機(FAN V600)を掛けました。
こちらは付属の三脚装着で扇風機としても使えて、1年通して使えるおすすめギアです。
ゴールゼロ/ライトハウスマイクロには、シェードとレザーカバーを装着しています。
今回はライトより下側を照らしたいのでこういった場合にシェードは効果的ですね。
少しカスタムするだけで道具の雰囲気ガラッと変わります。